算定基礎届とは

算定基礎届とは

算定基礎届って何?

保険の意義について

私たちの毎日の生活のなかで、欠く事のできない重要なものが健康保険や厚生年金です。
健康保険料を支払う事で、病気やケガの時に安心して治療が受けられます。
また厚生年金の保険料を支払う事で、老後に年金を受け取れます。
これら二つは、現役時代、また定年退職で会社を退いた後でもお世話になるものです。
いつ病気になるのか誰にも分かりません。
また安心して老後を送るためには、この年金は必要不可欠のものになります。
ですので、若い時からこの健康保険や厚生年金に関心を持つ必要があります。
また私たちが会社から給料をもらう時、所得税などと共にこの健康保険料や厚生年金保険料が引かれます。
強制的に引かれますので、関心も薄れてきます。
そしてこの時に引かれる、健康保険や厚生年金の保険料は事前に計算して引かれます。
その元となるのが算定基礎届です。
この算定基礎届は、健康保険と厚生年金保険の被保険者の実際の報酬と標準報酬月額との間に誤差がないように調査するものです。
実際の算定は、毎年7月1日現在で働いている、全ての被保険者に支払った4~6月の賃金を、この算定基礎届に記入します。
そして提出後に厚生労働大臣は、この届出の内容に従って、毎年1回標準報酬月額を決定するのです。

保険に興味を持ってください

この算定基礎届を提出する事により、今後1年間の被保険者の標準報酬月額が決定します。
しかし以下に該当する人は、調査の対象から除外されます。
ですので、その年の届は必要なくなります。

6月1日以降に被保険者になった人
4月~6月に固定的な賃金が変動し、その標準報酬月額に2等級以上の差が生じ、随時改定を行った人

この時の随時改定ですが、まず固定的賃金に変動があった場合です。
また変動があった月より、それ以後の継続した3か月における報酬の支払基礎日数が20日以上の場合です。
そして昇給や降給により、算定額の標準報酬月額の等級に2等級以上の差が出た場合です。
この随時改定は、定時改定より優先されます。
これらの人は、その年の届出用紙に記入する必要はありません。
このように毎年一回、非保険者の給料を計算して、標準報酬月額を求めます。
そして特に給料が大きく変わらない限り、次の年までその標準報酬月額で保険料が計算されます。
もちろん、途中で給料に変動があれば、随時届出を提出します。
この保険料と言うのは、給与支払者が毎回計算してくれます。
ですので、給料をもらう側は、あまり関心を示す事もないでしょう。
しかし自分の保険ぐらいは興味を持ってもらいたいですね。

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