金融危機とは

金融危機とは

金融危機って何?

■概要

金融危機は金融システムが危機に瀕することで発生する一連の経済危機のことで、金融機関の倒産や取り付け騒ぎ、企業の連鎖倒産、株価の急落で大きく景気が後退します。
大恐慌やアジア通貨危機をはじめ、リーマンショックに端を発する2008年の金融危機など、たびたび発生しています。

■金融危機のメカニズム

金融危機は急激な信用収縮によって引き起こされます。
信用収縮とは融資枠の縮小や融資条件の悪化という形で行われ、銀行から借り入れをしていた企業は銀行に返済を迫られたり、新規の借り入れが困難になるなどして経営が悪化し破綻することも頻発します。
債務者が破綻すると銀行の債権不良債権化するため、銀行の経営も困難になり、銀行が破綻するかもしれないという情報が流れると預金者が預金を引き出そうと銀行に殺到するいわゆる取り付け騒ぎが起きます。
こうして銀行の信用構造が崩壊すると銀行の連鎖破綻が起きたり、企業の倒産が相次ぎ実体経済に大きな影響を及ぼします。

■流動性の低下と株価の暴落

2008年の経済危機ではサブプライムローンを含んだ証券化商品が大量に不良債権化し、証券化商品を担保にして銀行から借り入れていた投資会社などは銀行に追加担保や借入金の返済を求められました。
不良債権化した証券化商品を売ろうと投資家が売りあびせたため証券化商品は更に下落、追加資金を確保するためにサブプライムローンとは関係のない企業の株なども売られたため、株式市場全体が一気に下落しました。
様々な銘柄が一気に売られましたが市場に買い手がほとんどいなかったため更に株価は下落しました。
このように、売りばかりで買いがない、逆に買いばかりで売りがないという状態を流動性の低下といいます。
市場全体の流動性が低下することで、株価は極端な値動きをすると同時に、保有している株を売り抜けることが出来ずにどんどん損失を膨らませる投資家が大量に発生しました。
損失が出た投資家に対して銀行は新規の貸し付けを中止したり即時返済を求めた(信用収縮)ため、資金がショートして破産する人も相次ぎました。

■モラルハザードについて

銀行などの金融機関が破綻するとそこから借り入れている企業はもちろん、関係する金融機関も連鎖破綻して経済システムが崩壊してしまう可能性があるため、金融危機が発生すると大きな銀行を政府が税金で救済する場合があります。
2008年の金融危機で言われた「大きすぎてつぶせない」とはこのことですが、最終的に政府が安全を保証してくれるとなると銀行経営の自制が失われ、より社会全体のリスクが高まってしまうというモラルハザードの懸念があります。

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