ASPとは

ASPとは

ASPって何?

■さまざまな意味を持つASP

コンピュータ用語のASPは、「Active Server Pages」、「Application Service Provider」、「Affiliate Service Provider」のいずれかによって、用語の意味が大きく変わります。

■ASP(Active Server Pages)

ASP(Active Server Pages)は、マイクロソフト社の提供するWebサーバ用ブログラムIIS上で使用できるゲートウェイ機能の名称です。
ASPを活用することで、プログラムと連動した動的ページを提供することが可能になります。
ASPはサーバサイドの技術であり、HTMLの中にスクリプト言語によるコードを埋め込む形で記述します。
そして、該当ファイルがユーザーからリクエストされた場合には、スクリプトによるコードを実行し、その結果生成されたファイルをクライアントに送り返します。
このASPでは、スクリプト言語としてJscriptやVB Scriptが用いられます。
また、.NET Framework環境を前提としたASPの後継技術という位置付けでASP.NETという技術も登場しています。
そのため、従来のASPとASP.NETとを明確化するために、ASPをクラシックASPと呼ぶこともあります。

■ASP(Application Service Provider)

ASP(Application Service Provider)は、事業者の所有するインフラ環境にアプリケーションを準備し、そのアプリケーションをインターネット経由でユーザーに利用させるというサービスを提供する事業者のことです。
また、その事業者の提供するサービスのことをASPサービスと呼びます。
従来アプリケーションは、アプリケーションを使用するユーザー自身のコンピュータ上にインストールすることで、利用されてきました。
この運用方法をオンプレミスと呼びます。
この運用では、インフラの準備やアプリケーションのインストールだけでなく、アップデートなど、運用・保守を全て自分たちで行う必要があります。
それに対し、ASPを利用した場合は、インフラ環境やアプリケーションの運用・保守の全てがASP側で行われるため、ユーザー側の負担軽減につながります。
このASPは、近年ではクラウド型サービスの1種であるSaaS(Software as a Service)と呼ぶことが多くなっています。

■ASP(Affiliate Service Provider)

ASP(Affiliate Service Provider)は、アフィリエイト広告の運営会社のことで、広告主とユーザーとの橋渡しを行う事業者です。
アフィリエイトとは日本語では成果報酬型広告と呼ばれ、掲載した広告による成果によって報酬を得る仕組みを指します。
ユーザーはASPと契約を結び、自分が開設しているサイトやブログ、メルマガなどに広告主の商品やサービスを紹介するリンクを掲載します。
そしてそのリンクを経由してユーザーが商品を購入するなどの成果が上がった際にASPから広告収入を得ることができます。

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