ビッグデータとは

ビッグデータとは

ビッグデータって何?

■ビッグデータは単なる「巨大なデータ」ではない

コンピュータの処理能力が向上しインターネットが普及するにつれて、システム上で抱えるデータ量は急速に増えています。
そして、次第に「ビッグデータ」という言葉が使用される機会が増えてきました。
ビッグデータ(big data)は、日本語に直訳すると「巨大なデータ」となります。
しかし、単に大容量のデータのことを「ビッグデータ」と呼ぶわけではなく、大容量であること以外にもビッグデータたらしめる要件と考えられているものが幾つかあります。

■ビッグデータの要件1 大容量

これが全てではありませんが、ビッグデータという名前に表されている「大容量」はビッグデータとしての要件の一つです。
具体的な値が明示されているわけではありませんが、数百テラバイト以上、特にペタバイト以上を指す場合が多くなっています。

■ビッグデータの要件2 情報の多様性

従来、企業がデータベースで管理していた情報は、基幹システムからの数値や文字列といった構造化データが主体でした。
しかし、現状では音声や画像、動画のようなマルチメディアデータや電子メールデータなども多く含まれています。

■ビッグデータの要件3 データの更新頻度が高い

ビッグデータとして挙げられるデータは、従来と比較し高頻度で更新されます。
例えばビッグデータとして挙げられる1例であるSNSでは、各ユーザによって更新され、その更新もリアルタイムに反映されます。

■ビッグデータの3V

このようなビッグデータとしての要件を、容量(Volume)、種類(Variety)頻度(Velocity)の各頭文字をとり、3Vと呼びます。
このような3Vの特徴を持つデータは、従来よりデータベースとしてメインで使用されてきたRDBMS(リレーショナルデータベース)の使用は適しません。
そこで、ビッグデータではNoSQLという別のデータ管理ソフトウェアが注目を集めています。
ただし、現状では全てのデータベースがNoSQLに取って代わるわけではなく、状況や扱うデータに応じて、RDBMSとNoSQLとが効率的に使い分けられています。

■ビッグデータによってマーケティングの精度が向上

例えば商品を販売している店舗では、売上額に加え、購入者の性別や年齢、購入された日時など、さまざまなデータを蓄積し、マーケティングに活用しています。
そこにビッグデータの一つである気象データを加えることで、商品が売れた際の天気や気温による売り上げの影響を分析することが可能になります。
このように、ビッグデータをマーケティングに活用することで、従来よりも詳細な分析が可能になります。

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