バリュー投資とは

バリュー投資とは

バリュー投資って何?

■概要

バリュー投資とは企業の本質的価値に対して割安な株に投資する投資スタイルのことです。
世界的な富豪で知られるウォーレン・バフェットの投資スタイルとして知られ、利益や資産などの基準に対して割安な割安株を買い、長期に渡ってそれを保有するのが特徴です。
成功した場合は非常に大きなリターンが得られる反面、投資期間が長期になるため様々なリスクを抱える上に、将来的に市場で再評価されて株価が上昇する銘柄を見極めるのは非常に難しいといえます。

■バリュー株に投資するタイミング

バリュー株は企業の本質的価値に対して株価が非常に割安な時に仕込むため、仕掛けるタイミングが重要といえます。
株価は市場の混乱等によって企業価値から評価される適正価格から大きく乖離することがあり、その時こそバリュー投資の絶好の機会となっています。
具体的には以下のような場合です。

1.相場の暴落や景気後退時

相場の暴落時や景気後退時は株価が適正価格から大きく乖離することがあります。
参加者の心理がネガティブになっており、売りが膨らむことで実際の企業価値よりも株価が低く見積もられることが多いからです。
相場が暴落したとしても、企業価値が高い企業の株はいずれ再評価されて適正価格に戻るため、大きな利益をあげることができます。
そのため、相場が大きく下落している時こそバリュー投資家にとって絶好のチャンスとなります。

2.会社の特殊な事情で株価が下がった時

相場の影響ではなく、会社の特殊な事情で株価が下がった時もバリュー投資家にとっては大きなチャンスとなります。
商品の不具合が見つかったりプロジェクトが頓挫すれば会社の株価は下がってしまいます。
しかし、それが致命的でなく、企業が根源的な価値をしっかりと持っているのであればいずれ株価は持ち直すため、株価が一時的に下がった時に投資をすれば利益をあげることができます。

■割安の判断基準

バリュー投資は企業価値に対して割安な株に投資するスタイルですが、割安かどうかを見極めるためにはいくつかの代表的な基準が使われています。
たとえば、市場平均と比べてPERやPBRが低く、配当利回りの高いものなどがその基準です。
特に株価を一株あたりの株主資本で割って算出されるPBRはわかりやすい指標の1つとなっています。
PBRが1を下回ると、会社が解散したほうが株主が儲かる計算になるからです。
そのため通常PBRは1以上になりますが、もしPBRが1を下回っている企業があればかなりの割安銘柄といえます。

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