401kとは

401kとは

401kって何?

■概要

401kとは確定拠出年金とも呼ばれ、将来の給付額があらかじめ確定している確定給付年金に対して、将来の給付額が年金の運用成果によって変動するタイプの年金のことです。
毎回拠出する金額(掛け金)が確定しているため、確定拠出年金とよばれます。
元々はアメリカで採用されていた年金制度でしたが、日本でもアメリカを参考に導入されたことから、日本の確定拠出年金のことを日本版401kとよびます。

■401kの特徴

ここでは401kの特徴について解説していきます。

1.企業型と個人型がある

401kには企業型と個人型の2つのタイプがあります。
企業型は事業主が掛け金を拠出し、従業員が加入者となって運用指図を行うタイプです。
個人型は自営業者や企業型の対象となっていない企業の60歳未満の従業員が加入者となって掛け金を拠出し、運用指図も加入者が行います。

2.受給額が個人で異なる

401kは個人が自分の判断で運用を行うので、拠出金額が一定でも運用成績によって個人間で受給額に差が生まれます。

3.運用商品を選択できる

自分の年金をどの運用商品を使って運用するかを選択することができ、通常の年金よりも選択の自由が広くなっています。

4.税制上の特典がある

401kの掛け金は所得控除の対象で、運用中の収益に対する課税も繰り延べにできるなど税制上の特典を受けることができます。

5.転職先に移管できる

従来の企業年金と違い、転職しても転職先のプランや個人型に移管することができます。

■401kのメリット、デメリット

ここでは401kのメリット、デメリットについて企業側と個人側にわけて解説します。

1.企業側のメリット・デメリット

401kは企業にとっていくつかのメリットがあります。
まず、加入者が運用指図を行うので年金の運用結果に対する責任を負う必要がありません。
また、雇用の流動化に対応しやすいという点や年金費用の見通しがたてやすいというメリットもあります。
一方で、運用成績の良し悪しに関わらず毎年一定額の拠出金が必要であったり、従業員に対する投資教育の費用がかかるというデメリットもあります。

2.個人側のメリット・デメリット

401kの個人側のメリットとしては、運用成績次第で年金の支給額が増えることや転職先への資産移管が簡単であるといった点があげられます。
一方で、運用リスクを背負わなければならず、運用成果によっては支給される年金額が減るなどのデメリットもあります。
そのため、投資についてしっかりと学ぶことが必要となってきます。

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