白ロムとは

白ロムとは

白ロムって何?

■白ロムと黒ロム

白ロム(ROM)は、電話番号を含む契約情報が内部に記録されていない状態の携帯電話を表す用語です。
従来の携帯電話は、契約者の電話番号を含む契約情報を、携帯電話本体に内蔵されているROMに記憶させるタイプのものが多くありました。
このタイプの携帯電話では、契約時に専用の機械を用いてROMに契約情報を書き込み、逆に解約時にはROMから情報が消去されます。
そして、解約することでROMから契約情報が消去された状態の携帯電話が白ロムとなります。
この白ロムの状態の携帯電話では、通話は行うことはできません。
逆に、契約情報が書き込まれていて通話可能な状態の携帯電話を、黒ロムと呼びます。

■SIMカード方式の機種の場合

2014年現在市場に出回っている製品には、SIMカードを採用した製品も多くあります。
このタイプの携帯電話では、従来ROMに書き込んでいた契約情報をSIMカードに書き込むことで、SIMカードを異なる機種に差し込めば、使用する機種を簡単に変更できます。
この場合は、ROM内に契約情報が記録されているわけではないため厳密には白ロムとは異なりますが、SIMカード方式の機種でSIMカードが抜かれた状態の携帯電話のことも白ロムと呼ぶことが多くなっています。

■白ロムの用途

契約が無く一見役に立たないようにも感じられる白ロムですが、次のような用途で譲渡・売買されています。

機種変更用として

白ロムを携帯ショップへ持ち込んだり、またSIMカード方式であればSIMカードを差し替えることで、機種変更用として使用することができます。
携帯電話の契約内容によっては、一定の期間内に機種を変更してしまうことで追加料金が発生してしまうことがあります。
このような場合でも、白ロムを使用することで追加料金を支払うことなく、機種を変更できる場合があります。

通話以外の機能を使用する

白ロムでは、電話回線の契約が存在しないため通話は行えません。
しかし、携帯電話自体に備わっているカメラやアドレス帳、音楽再生などの機能の利用にはそのような契約は必要ないため、白ロムの状態でも使用可能です。
特にスマートフォンはアプリのインストールによってさまざまな用途に利用できるうえWi-Fiによる無線接続も可能な為、多くの白ロムが譲渡・売買されています。
ただし、契約後の即契約解除を防ぐ目的で、白ロムの状態ではこれらの機能が一切使用できなくなる機種も存在します。
場合によってはアドレス帳の削除すら行えないケースもあるため、注意が必要です。

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