アドオン(アドイン)とは

アドオン(アドイン)とは

アドオン(アドイン)って何?

アプリケーションの機能を拡張

アドオンは、市場へ投入されたアプリケーションの機能を、後から拡張するための仕組みです。
例えば、ホームページを見るときに使用するブラウザを例に挙げてみます。
「ホームページを表示する」という標準機能をもつブラウザにアドオンを追加することによって、ブラウザに翻訳機能を加えることができたり、標準機能では表示できない動画や音声を再生できるようになったり、操作画面のデザインを変更したりといったことが可能になります。

■アドオン・アドイン・プラグイン

このアドオンと同じような意味で使用される用語として、アドインやプラグインという言葉があります。
これらの言葉の具体的な定義や使い方は、そのアプリケーションやアプリケーションを提供するベンダーによって微妙に異なりますが、いずれも「アプリケーションの機能を拡張するための仕組み」であることには変わりないため、同じ意味を持つ用語として考えても多くの場合支障ありません。

■ブラウザ「Firefox」の場合

例えば、ブラウザの1つであるFirefoxでは、設定メニューの中にアドオンとプラグインそれぞれの設定項目が設けてあります。
このうち、アドオンの項目では、ブラウザのデザインを変更するテーマや、ダウンロード機能強化や翻訳機能の追加、またさまざまな動画再生機能の追加など、ブラウザのあらゆる機能を拡張するための一覧が表示されます。
一方で、プラグインの項目の中には、FlashやSilverlightのような、ブラウザの表示能力を高めるプログラムの一覧が表示されます。
このことからFirefoxでは、ブラウザの機能や能力を拡張するための仕組みの総称としてアドオンという用語を使用し、その中で表示能力を強化するためのものをプラグインという用語を使用していることが伺えます。

■アドオン追加による弊害

アドオンを追加すれはするほどアプリケーションの機能が拡張され、優れたアプリケーションへ変わっていくと考えがちですが、アドオンを追加することによる弊害も存在します。
アドオンの実態は、主のアプリケーションと連動して動作するプログラムです。
そのため、多くのアドオンを追加した状態のアプリケーションを起動すると、追加したアドオンのプログラムも連動して起動します。
そのため、アドオンを追加していない状態と比較すると、より多くのメモリやCPUを必要としてしまい、場合によってはアプリケーションの動作が遅く感じてしまうこともあります。
そのため、追加するアドオンは必要なもの限定し、必要のなくなったものは無効化ないしは削除することが推奨されます。
また、アドオンもプログラムであるため、アドオン自体にバグや脆弱性が含まれる可能性もあります。
また、複数のアドオンの間での相性も存在し、あるアドオンが有効化されていると、別のアドオンが正常に動作できないこともあります。
このことからも、不要なアドオンの追加は避けるべきだと言えます。

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