派遣のクーリングオフとは

派遣のクーリングオフとは

派遣のクーリングオフって何?

身分が不安定

最近は派遣や契約社員など、非正規雇用で働く人が増えてきました。
非正規雇用であれば、いつ契約を解除されるか分かりません。
ですので、安心して生活を送る事もできません。
派遣や契約社員と言うのは、企業側に都合のいい雇用形態のようにも見えてきます。
この派遣社員の方たちのために、派遣のクーリングオフと言う制度があります。
この派遣のクーリングオフとはいったいどう言う制度なのでしょうか。
派遣業法では政令で規定した26業務以外において、同一の業務に派遣が可能な期間を超えて派遣労働者を雇用する事を禁止しています。
しかしその期間制限いっぱいまで派遣雇用をしても、ある一定の期間が過ぎれば、その同一業務で再び労働者派遣を行う事が可能になるのです。
その間の期間の事は、派遣のクーリングオフと言います。
またこの期間は、その職種に関係なく3カ月と1日以上が必要になります。
この同一業務についてですが、ここで重要な事は、その業務が行われる組織の最小の単位です。
そしてこの組織のなかの最小単位と言うのは、仕事の指揮命令権者が同一人かどうかになります。
仮に部署も違い、また指揮命令権者も異なっていれば、行なわれる業務も異なると解釈して構いません。
しかしこの労働者派遣の受入れについて、頻繁に部署内の異動行えば違法行為になる事もあります。

急がれる法整備

この派遣の受入期間の制限について、法律に規定された業務が制限を受ける事になります。
例えば、途中で派遣会社を変わっても、この派遣の受入期間の制限に変化はありません。
また仕事の途中で、実際に働く派遣労働者が替わっても、この派遣の受入期間の制限に変化はないのです。
もしこの期間の制限を超過して、派遣労働者を受け入れた時はどうなるのでしょうか。
派遣先の企業が、派遣労働における期間制限業務に関して、派遣の受入期間の制限に超過して労働を行わせた時です。
この場合、その派遣労働者を直接雇用する義務を負います。
このように派遣社員や契約社員の方は、その身分がいつも不安定なまま労働を行う事になります。
労働者側も、最近の不景気の影響でなかなか仕事が見つからない方もたくさんいます。
ですので、この派遣のクーリングオフと言う制度は、ある意味いいものに見えてきます。
しかしこの制度は法律で規定されはいません。
単なる口頭での約束事になります。ですので、依然不安定な身分には変わりありません。
今後の法整備が待たれるところでもあります。

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