小規模多機能型居宅介護とは

小規模多機能型居宅介護とは

小規模多機能型居宅介護って何?

■小規模多機能型居宅介護とは

小規模多機能型居宅介護とはデイサービスと呼ばれる通所介護を中心に利用しながら、必要になった場合にショートステイや訪問介護を受けられるというセットメニューのような自宅に住みながら利用できる介護サービスのことです。
それらの介護サービスを同じスタッフから受けることが可能なため、人見知りをする方でも安心して利用することができます。
この介護には厚生労働省によって一つの事業所辺りに25人以下までの利用定員が定められていて、それ以上の人数を登録をすることはできません。
また、1日に利用できる通所サービスには15人以下の、泊まりの場合は9人以下の定員が設けられています。
当然定員を超えての利用することはできません。
このサービスは数ある介護保険サービスの中でも「地域密着型サービス」と呼ばれている種類のもので、施設と異なる市区町村に住んでいる場合は利用できないこともあるようです。

■メリット

挙げられるメリットとしては以下のものがあります。
必要に応じてデイサービス(通所)、ショートステイ(宿泊)、訪問介護の3つを臨機応変に選択できる。
オムツなどの消耗品を除いた月の利用料が定額であり、介護費用が膨らみすぎない。
契約事業所が一つで連絡などの手間が少ない。
少人数登録制でスタッフや他の利用者が顔なじみとなって交流しやすい。
年中無休で24時間対応可能であること。
職員は認知症実践者研修受講を修了している。
特に、介護サービスの3つを頻繁に利用することを考えている方には大きなメリットであると言えます。

■今後に向けて期待されること

現在、小規模多機能型居宅介護のサービスを受けられる事業所は全国で1000ヶ所を超えています。
介護が必要になり、介護度が重度化しても、住み慣れた地域や自宅での生活を送ることを可能とすることを目的として作られたこのサービスは、近い将来最も親しみを持たれ、支持される介護サービスになると言われています。
今後は居住できる仕組みを足された、グループホームや有料老人施設への併設をしたタイプも増えてくると思われます。
実際、グループホームの開設希望の事業者にこの介護サービスの併設を条件としている自治体もあります。
しかし、市区町村によっては地域密着型サービスやこのサービスの実施をしていなかったりすることもあるので、利用を検討する際は地域の包括支援センターや介護保険課などで情報を集めることが必要となります。

「ワードサーチ」は日常雑学・各種専門用語や業界用語などの意味を初心者にも分かる様に解説している用語集サイトです。
IT用語、お金・投資用語、ビジネス用語、日常雑学用語等を調べる際にご活用くださいませ。

日常雑学用語

ビジネス用語

IT用語

お金・金融用語

このページの先頭へ