溶連菌感染症とは

溶連菌感染症とは

溶連菌感染症って何?

■溶連菌感染症とは?

溶連菌感染症は、細菌によって引き起こされる病気の一つです。
その原因は溶連菌という病原性を持ったものとなっており、主にのどに感染して咽頭炎や扁桃炎を起こすものとなっています。
溶連菌は正式名称を溶血性連鎖球菌と呼ばれるもので、2種類の溶血がありA群B群C群G群と呼ばれることもあります。

■のどへの感染

のどに感染する病原体はとても多くあり、風邪のウィルスはその代表例と考えられます。
溶連菌はのどに触れる機会も多くありますが、多くの方は自分自身の免疫によって死滅させることができており、免疫力の低下している状態や弱い子供・お年寄りが感染する例が多くなっています。

■感染症の症状は?

代表的な症状としては、のどの痛みや38度以上の発です。
子供の感染では特に3歳未満であればそれほど熱は上がらないことも多く、体や手足などに小さな発疹が出たり舌にツブツブができることが多くあります。
この症状はイチゴ舌と呼ばれることもあります。
またその他の症状としては、頭痛や腹痛、首周りのリンパ節の腫れが多くなっています。
急性期を過ぎると発疹の部分の皮がむけるようになります。
風邪と違い、咳や鼻水、くしゃみなどは見られないため、一般的な風邪の症状でない場合には溶連菌感染症を疑うことが適切です。
また感染して発病するまでの潜伏期間もあり、実際には感染後3日前後で症状が出始めるとされています。

■検査と治療法

溶連菌による感染症が疑われる際には、のどの状態や発疹などを中心に検査が行われます。
また前提として年齢や熱の程度を確認することもあり、比較的すぐに溶連菌感染症と診断されるようになっています。
治療法としては抗生物質を中心に免疫力と共に治していくことが多く、熱やのどの症状に対しても薬を服用することとなります。

■薬はいつまで飲むのか

感染症では完全に菌を死滅させるまで薬を服用することが大切です。
溶連菌も例外ではなく、中途半端な治療では期間を空けて繰り返し症状が現れてしまうこともあるため、しっかりと処方された分を飲み続けることが大切です。
医療機関では10日間の薬を処方することが多くなっているため、この分を飲み続けた後にもう一度診察を受けて判断をしていくことが重要です。

■合併症と二次感染

溶連菌に感染したらしっかりと完治させることが大切です。
長引くと様々な合併症の危険が伴うので、医療機関で相談をして適切な対処をしていくことが必要です。
適切な対処をすることによって家族などへの二次感染を防ぐことができます。
大人でも感染することはあるので、しっかりとした対処で予防をしていくことが重要となっています。

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