心筋梗塞とは

心筋梗塞とは

心筋梗塞って何?

■心筋梗塞について

心臓は1日に約10万回、収縮と拡張を繰り返して血液を全身に送り出す役割を持っています。
この運動は心臓の筋肉である心筋によって行われているのですが、何らかの原因でこの心筋に十分な栄養や酸素が行き渡らなくなり、正しい働きが出来なくなってしまう状態を心筋梗塞と呼んでいます。
症状としては長い時間続く胸の激しい痛みが挙げられます。
また、発症が原因で心停止状態に陥る可能性もあります。
また、高齢者や糖尿病患者に多く見られる痛みが感じられない無痛性のものもあります。

■考えられる原因

心筋は筋肉ですので、動くのに酸素や栄養が必要となります。
それらを運んでくるのはもちろん血液で、心臓には冠動脈という心臓のまわりを通る血管があり、それよって血液が運ばれてきます。
この冠動脈が動脈硬化などによって血管中の血液量が少なくなると、心臓の筋肉に送られる血液も当然不足するのですが、この状態が続くと痛みや圧迫感が生じます。
さらに症状が進み血液量が減ったり、冠動脈中に血栓が出来るなどで血管が詰まってしまい、完全に塞がって血液が通じない状態になった結果、その部分の心筋細胞が壊死してしまい、激しい痛みを感じるようになります。
この状態が「急性心筋梗塞症」と呼ばれています。
このように心筋梗塞は急に起こるものはめったに無く、動脈硬化などの症状が進行した結果起こるものがほとんどです。
つまり原因としては、動脈硬化の進行が早まる生活がほとんどとなります。
バランスの取れた食事、適度な運動、ストレスを避けるなどの生活が推奨されています。

■まとめ

現在、心筋梗塞による死者数は増加しており、現代の3大死因の1つにも数えられています。
発症者数は年間に約15万人もいて、その死亡率は20%~30%とも言われています。
普段から高血圧、糖尿などを予防するように心がけ、適度な食事と運動、規則正しい生活を送るだけでそのリスクは大幅に減ります。
過度の疲労や緊張、暴飲暴食や天候の急変をきっかけに梗塞を起こすことも多いようですので、それらを避けることが大切です。
また、激しい胸の痛みがあった際はすぐに医療機関へ相談してみましょう。
発症後48時間以内の致死率が特に高いため、その時間を乗り切れば救命率も高くなると言われています。
病気について正しい理解を持ち、迅速な救急対応と、現在普及が進んでいるAEDの正しい知識を持ち合わせていることが延命に繋がるのです。

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