非課税とは

非課税とは

非課税って何?

■概要

非課税とは、税金が課されないことです。
たとえば消費税は、福祉や学校教育にかかる費用については課税されないので非課税となります。

■非課税と免税の違い(1)

よく空港などで免税店を見かけますが、免税と非課税の違いとはなんでしょうか。
どちらも税金が課せられないという点では同じですが、少しだけ違いがあります。
まず、免税取引はもともと課税取引なのですが、一定条件を満たせば課税されない取引です。
その条件とは、国内において消費等がされないことです。
つまり、輸出売上や輸出類似取引がこの免税取引の対象となります。
これらの取引でやり取りされる製品は海外で消費されるため、通常は課税対象となる製品であっても課税されないのです。
空港内に多くの免税店があるのはこのためです。
一方非課税取引とは、「国内において事業者が対価を得て行う資産の譲渡等」であるにも関わらず、課税対象とならない取引のことです。
なぜ課税対象にならないかというと、政策的な理由や道義的理由により課税するべきではないとされているからです。
たとえば土地や有価証券の譲渡、社会保険費用、預貯金の利子などがこれに当たります。

■非課税と免税の違い(2)

上記で非課税と免税の簡単な違いについて説明しましたが、非課税と免税にはもう1つ大きな違いがあります。
それは、取引の仕入れ費用にかかる消費税を控除できるかどうかということです。
免税は免税商品の仕入れ費用にかかった消費税を控除することができます。
一方非課税は、元々消費税が課税されていないため消費税の控除ができません。
この仕入れにかかる消費税が控除できるかできないかも大きな違いなので覚えておきましょう。

■非課税と不課税の違い(3)

非課税に似た言葉で不課税という言葉があります。
こちらも免税と同様に消費税が課税されない取引のことです。
では、非課税と不課税の違いはなんでしょうか。非課税は対象が「国内において事業者が対価を得て行う資産の譲渡等」の取引となっていますが、不課税は「国内において事業者が対価を得て行う資産の譲渡等」に該当しない取引を対象としています。
たとえば税金の支払いや社員への給与の支払い、交通違反の罰則金などがこれに当たります。
どちらも消費税が課税されないという点では同じですが、その性質は若干異なるので違いを明確に理解しておく必要があります。免税・非課税・不課税の違いをしっかりと覚えておきましょう。

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