ガラケーとは

ガラケーとは

ガラケーって何?

■いわゆる普通の携帯電話です

ガラケーとは、スマートフォンが普及する以前から日本で多くの人に使用されていた、いわゆる普通の携帯電話のことを意味する言葉です。
日本では普通の携帯電話であっても、世界的に見ると珍しい機能や仕組みが多く搭載されていて、日本独自の進化を遂げてきた携帯電話という意味で、「ガラパゴス携帯(ケータイ)」を短縮し「ガラケー」と呼ばれるようになりました。

■ガラパゴスとは

ガラパゴス諸島は、未だかつて1度も大陸と陸続きになったことのない海洋島であるため、海外から断絶された環境の中で、生物が独自の進化を遂げたとされています。
日本という島国の中で、海外の標準とはかけ離れた仕様のまま進化を遂げてきた携帯電話という観点から、ガラパゴスという冠が付けられました。

■日本独自の進化

日本の携帯電話は、世界標準の通信方式とは異なった方式で通信を行っていて、海外の製品が日本の市場に入りにくい状況でした。
また、海外では高機能であることよりも低価格であることが重視されましたが、日本では逆に高機能であることを重視し、さまざまな機能が携帯電話に追加されていきました。
日本のガラケーに当たり前のように搭載されている、着メロ、着うた、ワンセグ、FeliCa(おサイフケータイ)、デジタルカメラ、赤外線通信など、これらの機能は海外で販売されている携帯電話にはあまり備わっていません。

■スマートフォンの登場

長い間、日本で独自の進化を遂げてきたガラケーでしたが、iPhoneを代表とするスマートフォンの登場によってガラケーの販売数が大きく減少し、スマートフォンに市場を大きく奪われることになりました。

■ガラケーからフィーチャーフォンへ

もともとガラパゴスという言葉が初めて使用された際は否定的な意味合いとしてではなく、「日本独自の市場の中で、世界に先駆けて発展した携帯電話」という肯定的な意味合いでした。
しかし、次第に「時代遅れ」のような否定的な意味合いで使用されることが多くなってきたため、ガラケーのイメージを一新すべく、キャリアを中心にガラケーという表現からフィーチャーフォン(feature phone)という表現へと変えてきています。
「feature」には「特徴のある」という意味があります。

■再び注目を集めつつあるガラケー

一度はスマートフォンに買い替えたものの、スマートフォンの高機能であるが故の操作の複雑さやバッテリー消費の早さ、月々の使用料金の高さなどの理由から、再びガラケーに戻すユーザーが増えつつあります。
このように、徐々にではありますが再びガラケーが注目を集めつつあり、このことを受け各携帯電話メーカーもガラケーの新機種を販売し続けています。

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