動力設備とは

動力設備とは

動力設備って何?

動力設備とは

動力設備とは、それぞれの建物内に設置されている各種電動機や空調機の電源や制御用の盤や配線、配管などの設備のことである。
簡単に言えば電気エネルギーを機械へ供給するための設備である。
人間でいうと取り込んだ酸素や血液を体の各場所へ送る機能である、心臓にあたる。
つまり動力設備がないと機会は動かないのである。
機械の心臓といっても過言ではないだろう。
そのため数ある電動機や空調機には必ず動力設備が備わっている。

動力設備として代表的なものとしては制御盤設備などである。
制御盤とはそれぞれの電動機に電力を供給するためのスイッチや分配器ブレーカーなどに内蔵されている盤のことである。
具体的には、エレベーターの昇降機やエアコンの空調機能など、1つの機械で複数の機能があるようなものでは、動力設備が活躍している。

動力設備を整備して節約

動力設備の部品を少し変えるだけで節約や省エネをすることができる。
例えば先ほどの制御盤の主幹と呼ばれる部品を取っ払ってしまい、分岐バーから分岐遮断器に直接配線することで、より少ないエネルギーで制御盤を作動させることができる。
また主幹はサイズが大きいため、場所を取ることが多い。
そのためこれを設置すると動力設備も大きくなってしまう。
主幹を取っ払うということは、それだけ大きさも抑えられるということになる。

あるいは動作や故障の表示をするためのランプをLEDランプに付け替える。
LEDランプは従来のランプよりも少ないエネルギーで明るく引かり、さらには長持ちであるため、省エネだけでなくランプを取り換えるコストも削減することができる。

設置場所の注意

各種電動機や空調機を設置するときには必ず動力設備を設置しなければならないのだが、このとき設置場所はどこでもいい問いわけではない。
動力設備は定期的にメンテナンスをする必要があるため、作業員が作業できる最低限のスペースが必要となる。
だからといって屋外に設置すると雨や風にさらされたりして盤面が汚れたりする。
しかし逆に室内に置いても外よりも激しい気温の変化によって腐食の原因となったりすることもある。
そのためうまく設置しないと思わぬ故障や、最悪の場合は事故を招く場合がある。

風邪や雨にさらされない場所、気温が一定であること、メンテナンスのスペースが確保されていることが、設置場所の条件である。
それでいて動作危機の近くに置かなければなりません。
動力設備の設置場所は、もっとも頭を悩ませることである。

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