民踊とは

民踊とは

民踊(みんよう)って何?

民踊とは

民踊とは、その土地で人々のあいだに自然に生まれたり、他所から流れ込んできたものがその土地で定着して、その土地の人々が伝承している踊りのことです。
その発生の仕方から、作詞者や作曲者が分からない場合が多いようです。
民踊はその土地で受け継がれてきたものなので、一種の文化遺産のような意味を持つとも言えますが、最近の少子高齢化や過疎化によって、こうした貴重な民踊が消えていく場合もあるようです。

有名な民踊

具体的にいくつか民踊の例をあげてみたいと思います。
ソーラン節・・・北海道の民踊で、「ヤーレン ソーラン ソーラン」の掛け声は多くの人が知るところです。ニシン漁で、網に入ったニシンを水揚げしながら唄ったとも言われる力強い曲です。
花笠音頭・・・山形県の民踊で、紅花をつけた笠を持って踊ります。「めでためでたの 若松様よ枝も~」という歌詞です。
会津磐梯山・・・福島県の民踊で、「ハーイヨー 今年は豊作だよ~」という歌詞です。
常盤炭坑節・・・茨城県の民踊で、炭坑について明るい調子で「ハァー 朝も早よから カンテラ下げて~」と唄われています。
佐渡おけさ・・・新潟県の民踊で、「ハー 佐渡へ 佐渡へと草木もなひく~」と唄われています。1926年に村田文蔵がレコードで「佐渡おけさ」を発売したことも、普及した理由の1つと言われています。
郡上節・・・岐阜県の民踊で、「郡上のなー 八幡出て行くときは~」と唄われています。
炭坑節・・・福岡県の民踊で、「月が出た出た 月がでた ヨイヨイ」という歌詞は聞かれたことも多いかと思います。筑豊・三池の炭坑で、作業中に唄われていたとも言われる曲です。
鹿児島おはら節・・・鹿児島県の民踊で、「花は霧島 たばこは国分~」と唄われています。

民踊の研究会

全国には民踊を研究する会がいくつかあり、その中の1つに名古屋民族舞踊研究所「かすりの会」があります。
民踊を伝統文化として正確に受け継ぎ、普及させることを目的に活動されている方々です。
ホームページでは、現地で民踊の取材をされた様子を見ることができます。
その他にも、日本民踊舞踊連盟という会もあります。世界に出しても恥ずかしくない日本の民踊を研究し、日本文化の向上を目的として活動されているそうです。
民踊の講習会や発表会なども全国で開催されているようです。ホームページがありますので、興味を持たれた方はご覧になってはいががでしょうか。

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