任職とは

任職とは

任職って何?

特別送達

任職とは神に仕える特別な務めに就任させることを表します。任職されるのは信仰が厚いと認められることかもしれません。
ヘブライ語の「任職」(ミッルイーム)という語は「満たすこと」を意味するのだそうです。手に力を満たす、つまり権力を与えることも意味しています。

祭司とは

祭司とはそれぞれの宗教において、儀式を司る者のことで、キリスト教の場合には主教や司祭などを指します。
大祭司とは神の前で民衆を代表した人で、祭司たちの監督も行っていたそうです。

アロンとアロンの子供たちの任職

イスラエルのための祭司としてレビの部族から選ばれたのが、アロンとその子供たちでした。アロンの兄弟モーセが任職の儀式を行うように命じられ、儀式は西暦前1512年に7日間かけて執り行われたそうです。

アロンたちの任職の様子

モーセはアロン、アロンの子供たち(ナダブ,アビフ,エレアザル,イタマル)の身を清め、次に幕屋とその中の祭壇や調度品に油そそぎを行い、最後にアロン自身の頭にも油そそぎを行いました。
モーセはアロンとその子供たちに、罪の捧げ物の雄牛の頭に手を置かせ、そのあとで雄牛を屠り、その血を祭壇の上と基部に付けました。これは、祭壇で職務を執り行う祭司たちの汚れを浄めたことを意味しています。
肝臓や腎臓などは祭壇の上に置かれ、残りの部分は焼かれました。
それからアロンとその子供たちに捧げ物の雄羊の上に手を置かせ、そのあとで雄羊を屠り、その血を祭壇の上にかけました。そして雄羊は切り分けられて祭壇の上で焼かれました。
雄羊はもう1頭あり、司祭たちがこの任職の雄羊の上に手を置き、そのあとで屠られました。この血はアロンとその子供たちの右耳たぶと右手親指と右足親指とにつけられ、残りは祭壇にかけられました。
1日ごとに1頭の雄牛が罪の捧げ物としてささげられました。

こうした任職の儀式が7日間に渡って行われ、この期間中、司祭たちは職務を行えませんでした。新たに叙任される司祭たちはこの期間中、会見の天幕の入口に人を置き、見張りの務めを行わせて自分たちが死なないようにする必要がありました。
8日目に、この新たに叙任された司祭たちは初めて職務を執り行い、浄めを必要としていたイスラエル国民のために贖罪の奉仕を行いました。
この最初の奉仕の終わりに、奇跡の火が送られて祭壇上の捧げ物を焼き尽くし、これによって新しい司祭たちの任職が認められたのだそうです。

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