バリアフリーとは

バリアフリーとは

バリアフリーって何?

■バリアフリーとは

障がい者を含む高齢者などの社会的弱者を対象者として、社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障がいや、精神的な障壁を取り除くための施策、もしくは具体的に障がいを取り除いた事物および状態をバリアフリーとして定義されています。
具体的に、かつ簡単に言うと不自由を抱えた人が日常生活を送る上で邪魔になる建物の段差など(バリア)を取り除くことです。
また、数センチメートル程度の識別が難しいとされる段差を識別しやすくするために段差部分に蛍光テープや光源を仕込んだり、あえて段差を大きくすることもバリアフリーの考え方に含まれます。
車椅子利用者には階段などの段差をスロープと呼ばれる傾斜路で対処している場合が多く、日常生活でよく見ることも多いでしょう。

■バリアフリーの例

前述した以外の段差の解消として、ノンステップバスや低床電車が少し前から増えて、街中でよく見かけるようになりました。。
また、車椅子に対応したエレベーターや階段の昇降機もその一例です。
普段何気なく見ているものでも、手すりや大きなスペースを設けた身障者用トイレ、駐車場にも車椅子利用者用のスペースがありますね。
また、点字や音の鳴る信号機などは視覚障がい者向けの例として挙げられます。
他にも牛乳パックやラップの箱には向きをわかりやすくするための刻みや凹凸がありますし、シャンプーとコンディショナーの容器を区別するための出っ張りは有名でしょう。
テレビ番組では文字放送や手話放送で視覚障がい、聴覚障がいを持った方へ配慮をしています。
国土交通省の事業として人にやさしいまちづくりと銘打って施設の整備を行っています。

■バリアフリーの現在

上記の通り、物理的な障がいはほぼ取り除けているように感じます。
では、定義にもあった精神的な障壁はどうでしょう。
現在この言葉における障壁(バリア)には、社会制度、人々の意識、情報の提供に生じる問題なども内包しています。
言い方を変えると、、バリアには物理的なバリア以外にも制度的なバリア、文化・情報面でのバリア・意識上のバリアなどがあるとされ、これらは精神的な障壁と言えるでしょう。
今後、ますます高齢化社会が進むと言われる日本は物理的障がいへの対策は十分に出来ていると言えるでしょう。
そして、国やメディアもその先の精神的な障壁を取り払うため動きを進めています。
私たちも身近で出来るバリアフリーがないか周囲を見回してみてはいかがでしょうか。

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