プラットフォーム戦略とは

プラットフォーム戦略とは

プラットフォーム戦略って何?

■プラットフォーム戦略とは

プラットフォーム戦略をご存じだろうか。
あるいはプラットフォーム戦略と聞いてどのような戦略を思い浮かべるだろうか。
非常に世界的にも有名な戦略であるが、あまり詳しく知っている人は少ないかもしれない。

プラットフォーム戦略とは、関係する企業グループに場(=プラットフォーム)を提供する戦略である。
これだけでは戦略の何もないかもしれないが、この戦略のすごいところはここからである。
プラットフォームを提供して、小売店にそこで商品などを売ってもらうのだが、その際、顧客には買い物をするために自社のサイトに会員登録をしてもらうのである。
そうすることでそのお店で買い物をしようとした顧客が自動的に自社の顧客にもなるのである。

■具体的なプラットフォーム戦略

代表的なものは楽天市場である。
楽天市場では、楽天が直接何かものを売っているわけではない。
ものを売っているのはあくまで小売店である。
しかし買い物をしようとする前に、必ず楽天の会員にならなければならない。
ということは、小売店のお客さんがそのまま楽天のお客さんとなってしまうシステムである。
楽天の会員になった人は、たいてい楽天からメールが送られてくるだろう。
このように買い物をした人に自動的に楽天に広告を送ることもできる
楽天はあくまでプラットフォームを提供しているだけである。
それだけで、商売をしているお店が魅力的なほど、商品が魅力的なほど、楽天の会員が増えていくのである。
このようにしてネットワークを広げ、また魅力的なお店を増やし、またネットワークを広げ・・・という理想的なサイクルが生まれる。

この戦略の効果は絶大で、プラットフォーム戦略で事業を拡大してきた企業はいくつも存在している。
特に日本のような島国ではネットワークの広がりの速度はとても速く、楽天は日本を代表する企業となった。

■身近なプラットフォーム戦略

身近にも無意識でプラットフォーム戦略を行っている人がいる。
それは合コンの幹事である。
もしかしたら、身時間にそんな人はいないかもしれないが、話を続けさせていただく。
合コンの幹事になると、お店の予約や連絡、メンバー集めなどが大変かもしれないが、裏を返すと、そこは感じが自由自在に決定していいのである。
つまり、合コンの幹事は、合コンというプラットフォームを提供して、お店の情報や他のメンバーの連絡先を集めることができる。
幹事になると、合コンで成果が出なくてもそのような情報が財産として残るため、そこからさらにネットワークを広げていくことができる。
そうして広がったネットワークで、また別の合コンを開催して、ネットワークを広げる・・・といったサイクルが可能になる。

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