スキームとは

スキームとは

スキームって何?

■概要

近年ビジネスの場でよく聞くようになったこの言葉。
よく聞くけれどあまり意味がよくわからないという人も多いかもしれない。
インターネットで調べてみても、「スキームとは枠組みを持った計画のことである」という説明があるが、これでは何のことかイメージがつきにくい。
そこで本記事ではスキームという言葉を様々な具体例を紹介しながら説明していく。

■様々なスキーム

例えばビジネススキームという言葉を例に見てみよう。
ビジネスの最終目的は商品を売って利益を上げることであるが、その目標を達成するためには、商品設計や開発、ターゲッティングや宣伝広告など、さまざまな手順を経て目的を達成し行く。
1つの商品を売るという目的のもと、様々な部門の人たちの仕事が1本の線になっているのである。
このように目的を達成するため、枠組み(商品を売る)を決めてその手順で行っていく計画をスキームという。

■M&Aスキーム

ビジネススキーム以外にも様々なスキームが使われている。
例えばM&Aスキーム。
これは、その名の通りM&Aについての枠組みのある計画のことを指すのだが、具体的には、M&Aを実行するには、合併企業の調査、交渉、合併の流れがある。
しかし、M&Aの場合には合併して計画が終わりではなく、合併した後にどのようにしてその事業を発展させるかまでを計画しておく必要がある。
このように、目的が達成された後も持続的に計画を進めていくこともスキームの特徴である。

■スキームとその他の語との違い

スキームは先ほどから記しているように「枠組みをもった計画」である。
しかし、これをプランやフレームワーク、あるいはビジネスモデルならばビジネススキームと言い換えてはいいのではないかとも思う人もいるかもしれない。

■プラン

プランとは、目的とそれを達成するための手段である。
先ほどの例でいうと、「商品を売る」という目的のもと、商品開発やマーケティングなどを計画していく。
ここまではプラントスキームはほとんど同じ意味であろう。
しかし、そこからその計画を実際に行ったり、それを持続的に進めていくことでスキームとなる。
またフレームワークは枠組みという意味であり、計画という意味は含まれていない。
ビジネスモデルとビジネススキームに関しても同様の違いである。
ビジネスモデルは計画だけであるが、ビジネススキームは計画+継続的に行われるというイメージを持っておくとよい。
大きな違いはほとんどないといってもよい。

ビジネスの場面で使われるカタカナのよくわからない言葉が増えてきたかもしれないが、本質的な部分を見てみると、言葉が変わっただけでいいたいことはほとんど変わっていないように思える。
おそらく、様々な言葉を理解して場面によって使い分けている人はほとんどいないだろう。

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